印材について

本象牙(ほんぞうげ)

印材の最高級品です。印材の中でも特に優れ、印鑑の条件をすべて満たしています。これ以上の印材はないとまで言われ、古くから広く利用されてきました。 彫刻にも捺印にも最適な硬さで、緻密な仕事に最適です。気品のある色艶、きめ細やかで美しい質感があります。 現在はワシントン条約で一部輸入禁止ですが、条約締結以前に輸入されたものは、認定シールとともに世紀に流通しています。また最近では財産価値の見地からも注目を集めています。 弊社が扱う象牙は芯にもっとも近い部分で、朱肉の付きがきめ細かく最高級の象牙印材です。 象牙色という真白でもなく黄ばんでもおらず、独特の落ち着いた色をしていて、また適度な堅さからくる重量感は、誠に心地よい重量感を感じさせてくれます。 耐久性に優れ、押印性、印影の美しさとともに、実用性としても他の材質の追従を許しません。いわゆる"一生モノ"としてお選び下さい。

本象牙のお手入れ方法

象牙は、正倉院に今でも残っているぐらい変色せず、古来よりサンゴ、鼈甲と並ぶ自然の与えた貴重な財産として愛用されてきました。大切に保存することにより一生お使いいただける印材です。

琥珀(こはく)

古来より『人魚の涙』『太陽の石』などと呼ばれてきた琥珀は、針葉樹の樹脂が何千年も時代を経て化石となったもので、いわば「樹脂の化石」地上最古の芸術品です。 軽くて手になじみ、夏は涼を呼び、冬は暖かいというのは、琥珀(こはく)だけがもつ特徴です。針葉樹の樹脂が何千年もの時代を経て化石となった琥珀(こはく)は、美しい輝きとその神秘的な色合いゆえに、本象牙に並ぶ高級印材として愛されています。
※琥珀(こはく)印材は強度を保つ為に、琥珀(こはく)と高硬度の人口樹脂を合成し強度を高めて形成しています。

琥珀のお手入れ方法

落とした場合に割れたり欠けたりしやすいので、必ず印章ケースに入れて保管して下さい。また火には弱いのでご注意ください。

オランダ水牛

オーストラリアや南米、南アフリカなどの陸牛の角から採れる印材で、美しい白飴色が特徴です。かつてはオランダの植民地だったタイ等から産出されたので、「オランダ水牛」とも言いましたが、原産地の誤解を与えるため「牛角(うしのつの)」と名称が変わりました。 英信堂では特に数少なく透明度が高く美しい「純白(芯持ち)」といわれる極上品を扱っています。朱肉の付き具合や押印性において優れているため、男性女性問わず、高い指示を得た人気商品となっています。

オランダ水牛のお手入れ方法

年に1度(特に冬場)、オリーブオイルや菜種油などの天然オイルを、印面に1、2滴落として軽く拭き取って保管していただければ何も問題ございません。

シープホーン

シープホーン(羊の角)は、ヒマラヤ地方の大自然に育まれた羊(シープ)の角(ホーン)から造られた天然の印材で、動植物印材としては新しいものです。 琥珀色(こはくいろ)に輝く優雅な飴色で、中国でも高級品として扱われています。気品と高級感に富み、男性だけでなく女性にも人気があります。 硬さや粘りにも優れていて、朱肉の付き具合や押印性においても印章に適した素材です。(天然の素材ですので、模様、色ぐあいが一つ一つ微妙に異なります。)

シープホーンのお手入れ方法

シープホーン(羊の角)の成分はタンパク質ですので、裸で置いておくと虫に食われる事があります。必ず印章ケースに入れて保管してください。

黒水牛(くろすいぎゅう)

タイを中心とした東南アジアの水牛の角から製造された印材です。優れた耐久性から印章以外にもボタン、包丁の柄、料理箸として使用されることもあり、光沢ある美しさからアクセサリーとしても愛用されています。印材としても朱肉の付が良く最もポピュラーな印材です。
芯の通った中心の部分の、芯持(しんもち)という部分で、さらに角の先端にあたる部位を使用した、印面の芯の小さいものがもっとも良質だといわれています。弊社では、この芯持ちという良質な印材(極上品)だけを使用しております。

黒水牛のお手入れ方法

天然の素材ですから、太陽光や照明の下に長時間あたりますと乾燥してヒビが入るころがあります。印章ケースに入れて大切に保管してください。

アグニ(火神)

樹脂と薄板をあわせて作られた高耐久人工木材です。優しい木目に鮮やかな赤い色彩が特徴でその色合いからアグニ(火神)と名付けられているこの印鑑素材は、冷地で産出されるバーチ材を基本にフェノールレシン(樹脂)を高圧加熱処理することで印材強度を確保した、限りなく天然素材に近く、そして天然木よりさらに耐久力の優れた印材です。ヒズミ・曲がり・ヒビ割れ・サイズの狂いが少なく、牛角並みの耐久性を持ち長年の使用にも耐えうるハイテク素材です。
人口加工印材の為、高密度な繊維質で天然木より遥かに耐久性が高く水牛系の材料に近い硬さがあります。
木質の素材感を生かしながらハイテク技術を応用した新素材です。 割れやゆがみなどの変形に強く、捺印性にも優れている次世代の人工木印鑑素材といえます。

彩樺(さいか)

官公庁・環境関連企業団体からも推奨されているエコな印材です。北方寒冷地で育ったバーチ材(真樺)とフェノールレジンとの結合素材に高圧加熱処理を加え作られた印材です。木にしか出せない優しい印象、あたたかい手触りが魅力的です。長年の研究の末に開発されたエコ印材です。

楓(かえで)

楓(ハードメープル)を主原料として作られているグリーン購入法適合商品の素材です。人体に無害の樹脂を浸透させて作られており無垢の印材に比変形、欠け、ひび割れ、収縮が極端に少なく高い耐久性を持っています 人工加工素材ながら自然の風合いをそのまま活かして加工してあるので深い飴色の落ち着いた色合いと暖かい木目が特徴で稀に虎目調の美しい模様が楽しめるものもございます。自然の美しさを残しつつ、資源の渇根を考慮した新シンエコロジー素材としてお勧めの印材です。

本柘(ほんつげ)

象牙や水牛などの角と共に、植物系の印材としてはもっとも繊維が緻密で、硬度も粘りもあって彫刻に適しているため、木製の印材としては古くから使われており、広く愛用されています。
また、国内で柘の産地は鹿児島県が有名で薩摩本柘と呼ばれています。この鹿児島県産の柘は、農家の人々が伐採とともに繰り返し植林した柘を使って印材を製造しているため、森林を破壊しない、エコロジーな素材としても注目を集めています。
多くの印章では、東南アジア方面からの輸入されている柘(つげ)が多く使用されておりますが、英信堂では100%国内産です。その中でも最高級とされる薩摩本柘を使用しています。 平常の取り扱いさえ注意すれば、長く使える材質です。

木材エコ印鑑のお手入れ方法

ご使用の度に柔らかい布などで、印面に残った朱肉を軽くふき取るのが望ましいです。特に柘は朱肉に含まれている油質が、長年使っていますと染み込んで、枠などの部分がもろくなります。押印のあと朱肉を拭き取る等こまめなお手入れが、印章を長持ちさせる秘訣です。
弊社の印鑑は全て手仕上げにより枠を上手にお彫りしますのでより長持ちいたします。